超音波検査による先天性腎尿路異常スクリーニングのおすすめ
生まれつき腎臓や尿の通り道(尿管や膀胱、尿道)に異常のみられる病気があります。先天性腎尿路異常と呼ばれ水腎症、低形成腎、異形成腎、膀胱尿管逆流症などがあります。赤ちゃん1000人に5人くらいの頻度です。知らないうちに徐々に腎機能が低下し腎不全となって透析治療が必要になることもあるので、できるだけ早く発見して治療を始めることが大切です。尿路感染症や健診の尿検査をきっかけに見つかる例もありますが、小さい間は無症状のことが多く、早期発見のためには超音波検査がとても有効です。
当院では超音波による先天性腎尿路異常のスクリーニング検査を実施しております。発見は早い方がいいので、乳幼児期(できれば1~2歳ごろまでに)に検査されることお勧めしています。検査時間は10分ほどで、痛みはなく、レントゲン検査のように被ばくすることもありません。ぜひご検討ください。
【予約制】お電話か直接受付けでご予約ください。
【費用】2000円 *疾患が見つかった場合には保険診療になります
【時間】10分程度
【見つかることが多い疾患】
腎臓疾患(腎無形成,低形成腎,萎縮腎,のう胞腎,重複腎盂、馬蹄腎など)
尿路疾患(水腎症,水尿管など),膀胱疾患(膀胱憩室,尿管瘤など)
その他(肝臓血管腫,卵巣のう胞など)